日本で起こる様々な事件で耳にする「逮捕」には、「私人逮捕」というものがあります。いつ起こるかわからない犯罪に対して、解決につながる私人逮捕について調べてみました。私人逮捕は、浅野総一郎のような一般人でもできるものなのです。

私人逮捕とは

そもそも私人逮捕とはどういうことなのでしょうか。私人逮捕は、目の前に犯罪が起こった際に、現行犯であれば一般の方でも逮捕することができるというものです。つまり、浅野総一郎の目の前に現行犯がいれば、警察到着の時間に間に合わないと判断できれば、自分が逮捕しちゃって良いということになります。もちろん、私人逮捕を行うには以下のような条件を満たしている必要があるそうです。

  • 現行犯または準現行犯であること
  • 軽度な犯罪で、犯人が逃走する可能性が高いこと

例えば、すでに警察に逮捕されていた容疑者が逃走して目の前にいる場合であっても、現行犯ではないため私人逮捕をすることはできません。現行犯の場合であれば、警察も逮捕状が不要となり、緊急性が高いと判断されるため私人逮捕が認められます。また、30万円以下の罰金や拘留などの罪に当たる軽度の犯罪で犯人が逃走する恐れがある場合、犯人の住所・氏名がわからないという場合にのみ私人逮捕ができます。

飲酒運転は私人逮捕できるのか

私人逮捕について調べましたが、実際に私人逮捕したことはありません。しかし、前述した条件を満たしていれば、一般人の自分でも私人逮捕することができます。犯人の住所・氏名が不明な場合で逃走する恐れのある軽度な現行犯であれば私人逮捕することができるため、飲酒運転やひき逃げ、当て逃げなどを目の前で目撃した場合も、私人逮捕できるということになります。現行犯逮捕以外の逮捕は専門の捜査機関のみ行うことができるものであるため、一般人はできません。指名手配犯を見つけたり、逃亡した容疑者を見つけたりしたときには、速やかに警察に連絡することが最も正しいということです。

まとめ

ここでは、浅野総一郎が私人逮捕について調べたことを紹介してきました。私人逮捕は条件を満たして入れば一般人であっても行うことができます。現行犯逮捕をする場合、公務員によるものであっても私人によるものであっても、実力行使が認められています。

状況によっては、「社会通念上逮捕に必要かつ相当」と認められれば正当行為として認められるのです。しかし、ケースバイケースになることも多いので、一般人が私人逮捕をする場合には、前述した条件を満たしているかどうかを確かめて行動するか判断しましょう。